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【比較あり】JAの学資保険「こども共済」の返戻率・デメリットを徹底解説!

  • 返戻率が高く、早く始めるほど有利とJAの学資保険「こども共済」を勧められた。
  • 銀行で積立するより良さそうだけど、なにか落とし穴がないか心配…
  • 終身保険や変額保険など、生命保険を学資保険代わりにする人も多いらしいけど、本当かな…
  • 学資保険選びで失敗したくない!JAのこども共済について、客観的情報を教えて!

「JAの学資保険は他より増える」「保障があって、銀行より利回りが良い」など、JAの学資保険「こども共済 学資応援隊(以下JAこども共済)」を勧められるケースは多いです。

これから教育費の積立をしていくなら、あとで後悔・損をしたくないですよね。

実は、保険にこだわらなければ、JAこども共済より合理的な積立方法があることを、保険販売が目的の保険営業・企業サイトは教えてくれません。

そこでこの記事では、業歴10年超FPとして2,000世帯以上の保険・資産形成などの「お金の悩み」を解決してきた筆者が、JAこども共済について、他の学資保険・NISAと比べながら客観的情報を教えます。

最後まで読めば、どんな人がこの保険を選ぶのか、この保険に入る価値があるのかがわかり、あなたの大切なお金・時間をムダにしないで済みます。

この記事でわかること
  • 他の学資保険より返戻率が高めではあるが、あえて入るメリットはない。
  • 金融商品として客観的にみて、返戻率が低すぎる。保険なのに保障も薄い。
  • 変額保険などの生命保険を学資保険代わりにするのは、資産形成の遠回りになるだけ!やめたほうがいい!
  • 保障はかけすて、積立はNISAなど保険以外で考えたほうが、万が一の有無に関わらず、家族を守れる!
  • 教育費の積立・保険の悩みは家計相談サービス【マネーコーチ】がオススメ

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目次

「こども共済」基本情報と基礎知識

  • JAこども共済は2種類から選ぶ
  • 万が一のとき以降の保険料支払いが免除
  • 養育年金特則で保障を手厚くするか選べる
  • 保険料の一部が債券運用される

JAこども共済は2種類から選ぶ

JAこども共済は「学資金型」と「祝金型」の2種類があり、契約時にどちらにするか選びます。

ペットネームは「学資金型 = 学資応援隊」、「祝金型 = にし・えがお」

スクロールできます
種類受取方法返戻率
学資金型【大学プラン(22歳満期)】
大学入学・2年・3年
・4年・卒業時
110%
【高校プラン(18歳満期)】
高校入学・2年・3年
105.3%
【中学プラン(15歳満期)】
中学入学・2年・3年
103.9%
祝金型【22歳満期】
幼・小・中・高
・大学・卒業時
95.7% ※2
【18歳満期】
幼・小・中・高
・大学
98.5% ※3
JA共済HP「こども共済 掛け金シュミレーション」より、契約者:30歳、こども:0歳、保険料払込免除あり、養育年金なしで試算し出典
※共済金額:300万、12歳払、月払で試算 ※2共済金額:300万、22歳払、月払で試算 
※3共済金額:300万、18歳払、月払で試算

この記事は、返戻率が高い「学資金型(学資応援隊)」をメインに解説しています。

万が一のとき以降の保険料支払いが免除

契約者に万が一のことがあったら、以降の保険料支払いが免除されます。

「保険会社が契約者に代わって、保険料を払ってくれるイメージ」と説明されることが多い。しかし、保険料から保障料が引かれており、無料で保障がある訳ではない。

万が一のときの銀行と学資保険の違い

同じお金・時間をかけるなら「保障がありつつ、銀行より増える可能性があるなら…」と、学資保険が選ばれます。

しかし、学資保険は万が一のことがあっても、死亡保険金をすぐ受け取れないので注意しましょう。

万が一のことがあったとき、学資保険は保険料の支払いがなくなるだけ。積立金を受け取れる時期まで待たないと、お金を受け取れない。

養育年金特則で保障を手厚くするか選べる

養育年金特則(死亡保障)を追加し、契約者に万が一のことがあったときに保障を手厚くできます。

JAこども保険の養育年金の図解イメージ

しかし、養育年金特則の保険料は「かけすて」です。この特則を付けると、最も確率が高い「契約者が保険期間中を通して、万が一のことがなく生存していた場合」の返戻率は大きく下がってしまいます。

養育年金特則ありは「学資金型・11歳払・年払い」など、うまく設定しないと、万が一のことがなかったら元本割れが確定してしまう。

保険料の一部が債券運用される

この低金利時代、保険会社はどのようにして積立金を増やし、儲けているのか疑問に感じる人は多いです。

実は、保険会社は保険料の一部を、主に債券(日本国債)で運用して積立金を増やしています。

払った保険料の流れイメージ

保険会社は公益性の高い事業ですが、ボランティアではありません。営利企業として利益をあげ続ける努力をしています。

契約者に代わりに運用するので、手数料が掛かってしまうのは当然。

デメリット

JAこども共済のデメリット
  • 【デメリット①】JAの組合員じゃないと入れない可能性がある
  • 【デメリット②】死亡保障がない
  • 【デメリット③】保険料から保険関係費が引かれてしまう
  • 【デメリット④】途中解約は損する可能性がある
  • 【デメリット⑤】どんな経済状況でも、保険料を払い続けなければならない
  • 【デメリット⑥】JAの相談窓口・担当者からしか入れない

【デメリット①】JAの組合員じゃないと入れない可能性がある

通常、JA組合員・準組合員としてJAに出資金を払っている人がJA共済に入ることができますが、一定の範囲内であれば組合員にならなくても入れます。

しかし、各JAによって条件や取り扱いが異なるので、お近くのJAに問い合わせて「こども共済」に加入できるか確認しましょう。

<JAの組合員の加入料金イメージ(1口あたり1,000円)>
・正組合員:50,000円(50口)以上が必要
・準組合員:5,000円(5口)以上が必要

【デメリット②】死亡保障がない

契約者に万が一のことがあったら、以降の保険料支払いがなくなるだけです。

万が一のことがあったら、すぐ生活費や教育費で困る。死亡保険金をすぐ受取りたいと考える人は多い

もし、学資保険からすぐお金を引き出したい場合、解約するか方法はなく、解約するタイミングによっては保険料払込免除された後でも損する可能性があります。

養育年金特則ありにすれば、死亡保障を付けられるが、万が一がなかったときの返戻率が著しく下がり、返戻率が100%を割ってしまうケースが多いので注意しましょう。

【デメリット③】保険料から保険関係費が引かれてしまう

保険料から「保険関係費(手数料)」が引かれます。

保険関係費とは契約締結に掛かる費用や、保障料、保険会社の運営に必要な費用のこと。毎月、保険料から自動的に引いている。

保険関係費の手数料率は、顧客に一切開示されておらず、ブラックボックスとなっています。

POINT

学資保険の運用先は主に債券。個人で債券投資すれば、保険関係費なしで投資できるので、運用効率を良くできる。

【デメリット④】途中解約は損する可能性がある

途中解約すると、解約返戻金が払込保険料を下回ってしまい、損する可能性があります。

もし途中解約リスクがあるなら、入るのをやめたほうが良いでしょう。

普通預金と違い、保険料から「保険関係費(手数料)」を引いて積立しているのが原因。早期解約ほど大きく損してしまう。

【デメリット⑤】どんな経済状況でも、保険料を払い続けなければならない

子どもが成長するまでに、予測できない経済状況の変化が起こるかもしれません。

JAこども共済の保険料払込期間中に起こり得る主な経済状況が変わる出来事

転職、病気、離婚… 今は安定していても、将来、保険料の支払いが厳しくなる可能性はゼロではありません。しかし、はじめのかんぽは、保険料を柔軟に調整することが難しいです。

選択肢は解約、減額(保障額を減らす)、払済(保険料の払い込みを停止し、保障額を減らす) のいずれかしかない。

一時的に支払いをストップしたり、経済状況に合わせて積立額を細かく変更したりといった融通が利きません。

どんな状況でも、自分のペースで無理なく資産形成を続けられる仕組みの方が、結果的に損をするリスクを抑えられるのではないでしょうか。

POINT

私の経験上、経済状況や考え方の変化で、損してでも学資保険を解約したいという申し出を受けたことが何度もある。

【デメリット⑥】JAの相談窓口・担当者からしか入れない

JAこども共済を含む、JA共済の保険に入るには、JAの相談窓口・担当者から入るしかありません。

オンラインや保険ショップでは入れない。
≫近くのJA検索はこちら

アクセスよく保険に入りたい人や、一つの相談窓口で複数社をまとめて比較しながら選びたい人にとってはデメリットです。

POINT

JAこども共済と他社の学資保険を比較したいなら、JAこども共済の見積書をもらってから他の相談窓口を利用するしかない。

 

メリット

JAこども共済のメリット
  • 【メリット①】珍しい!中学・高校入学時に特化できる
  • 【メリット②】保険料払込免除特則あり・なしを選べる
  • 【メリット③】相続税非課税枠が使える
  • 【メリット④】生命保険料控除が使える

【メリット①】珍しい!中学・高校入学時に特化できる

JAこども共済は、中学・高校の学費に特化させることができる、非常に珍しい学資保険です。

各社から販売されている学資保険のほとんどが、大学・短大・専門学校の資金準備として作られている。

<学資保険の積立金受取り時期のイメージ>
・フコク生命「みらいのつばさ(ジャンプ型)」:大学入学時・大学卒業時
・アフラック「夢みるこどもの学資保険」:高入学時・大学入学時・2年・3年・4年時

高校卒業後に進学するかわからないから、それまでに積立金をしっかりもらえる学資保険に入りたい人にとって、他社で入るより考えに合った学資保険になるでしょう。

【メリット②】保険料払込免除特則あり・なしを選べる

保険料払込免除特則なしを選べば、保険料から引かれる保障料が減るので、返戻率を高めることが可能です。

しかし、保障があることが学資保険の最大のメリットであることを考えると、保険料払込免除なしで保険に入る意味がありません。

保険料払込免除特則なしで入り、契約者に万が一のことがあっても、保険料を払い続けなければならない。
仕組みとして、銀行など保険以外で積立しているのと変わらない。

【メリット③】相続税非課税枠が使える

万が一のことがあった後の死亡給付金は、相続税非課税枠の対象です。

しかし、相続税には「基礎控除」と「配偶者控除」があります。控除額以上の相続財産がない限り、死亡給付金の相続税非課税枠を気にしなくて大丈夫です。

相続税の基礎控除・配偶者控除のイメージ

「基礎控除」と「配偶者控除」に加えて、学資保険に入っていたら「生命保険の相続税非課税枠」が使える
※他で加入中の生命保険があれば、それらを合算して限度額までです。

【メリット④】生命保険料控除が使える

年間の払込保険料に応じた、生命保険料控除を受けられます。

・年8万円以上の保険料支払い → 4万円の控除
・各控除区分にそれぞれ年8万円以上の保険料支払い → 12万円の控除(4万円 × 3区分)

JAこども共済の保険料控除の区分と限度額のイメージ図

JAこども共済は「新生命保険料控除」の枠です。既に加入中の保険で控除枠を限度額まで使っていたら、この保険に入っても今以上の控除は受けられません。

 

【比較検証】JAこども共済の返戻率は高い?

  • 【比較検証①】同等商品「ニッセイ学資保険」と比較
  • 【比較検証②】NISAと比較
  • 保障がないは屁理屈?かけすて保険&NISAと比較

【比較検証①】同等商品「ニッセイ学資保険」と比較

日本生命「ニッセイ学資保険」と同等条件で比較すると、JAこども共済のほうが返戻率がやや高いです。

前提条件
  • 契約者:30歳(男性)
  • こども:0歳
  • 保険期間(満期):22歳
  • 払込期間:18歳払(18年払)
  • JAこども共済:大学プラン
  • ニッセイ学資保険:こども祝金なし
スクロールできます
受取方法返戻率
JAこども共済大学入学・在学中・
卒業時(満期)
107.4%
ニッセイ学資保険大学入学・在学中・
卒業時(満期)
105.7%
※基準保険金額:100万円の場合

JAこども保険は、祝金がない「学資金型」なら、学資保険として返戻率が高いのは事実!

もし学資保険に入るなら、このように同等条件で比較すれば、より良い条件の学資保険が見つかる可能性があります。

お金・時間をムダにしたくないなら、最低3社以上の比較してから、どの学資保険にするか決めましょう。

【比較検証②】NISAと比較

様々な資産にまとめて投資できる「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」にNISAを通し、同じお金・時間を費やした場合と比較すると、JAこども共済より期待リターンが遥かに高いです。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)とは、分散投資の王道!

国内外の株・債券・REIT(不動産)に、まんべんなく分散投資するバランスファンドです。

誰でも100円から投資でき、NISAを通せば運用益から税金を払う必要がなく有利に運用できます。

直近5年の平均リターン:年率10%
※投資信託の平均リターンは年率3%〜7%が目安

前提条件
  • 契約者:30歳(男性)
  • こども:0歳
  • 払込期間:18歳払
  • 保険料(積立額):12,930円
  • NISAの投資先:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • 期待リターン:年率5%と仮定(投資信託の平均リターン3〜7%の中央値)
スクロールできます
保障受取方法累計保険料受取総額返戻率
JAこども共済保険料払込免除大学入学・在学中・卒業時(満期)279万300万107.4%
NISAなしいつでも自由に
引出し可能
279万451万161.6%
差額151万54.2%
※基準保険金額:300万円の場合

NISAで投資した積立金は、いつでも自由に、好きな金額を引き出し使うことができます。どっちが使い勝手が良いのか、数字を見れば明白です。

差額が151万円もあれば、子どもの手が離れるまで「かけすて型の死亡保険」に入ってもお釣りがくる!

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保障がないは屁理屈?かけすて保険&NISAと比較

かけすて保険とNISAを組み合わせると、JAこども共済より万が一の保障が遥かに手厚く、期待リターンを高くすることができます。

前提条件
  • 契約者:30歳(男性)
  • こども:0歳
  • 払込期間:18歳払
  • 保険料(積立額):12,930円
  • NISAの投資先:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • 期待リターン:年率5%と仮定(投資信託の平均リターン3〜7%の中央値)
  • かけすて保険:FWD生命 収入保障保険
  • かけすて保険の保険期間・払込期間:52歳まで(22年間)
スクロールできます
保障受取方法保険料累計保険料受取総額返戻率
JAこども共済保険料払込免除大学入学・在学中・卒業時(満期)12,930円283万300万105.7%
①かけすて保険※2
②NISA
①2,640万
(10万/月)
いつでも自由に引出し可能12,930円
(①1,333円②11,597円)
①35万※3
②250万
369万※4
(②404万ー①35万)
129.6%
差額2,640万 69.7万23.9%
※:十万以上は千円以下切捨てで計算 ※2:非喫煙者優良体割を適用、最低保証期間10年で試算 
※3:実質的な累計保険料は35万円のみ。積立金が250万円
※4:18歳時点で年率5%で運用、全額引き出した場合(学費で積立金を全額使うため、運用期間18年間と仮定)

かけすて保険の保険期間・保障額をスリムにすれば、かけすて保険料が減り、運用効率がより良くできます。ムダな保険料を払わないために、保険期間と保障額を調整しましょう。

保険は万が一に備えるものです。それなら「かけすて保険」のほうが、JAこども共済より確実に手厚くなり、あなたの大切な家族を経済的に守ることができます。

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貯金が苦しい…。家計の見直しだけで、教育資金を捻出できる

今の生活で手一杯…さらに教育費の積立なんて無理!

そう感じていませんか? 実は、日々の家計を見直すだけで、今すぐに教育費を積み立て始めることができます。

多くの方が、今の収入にプラスして教育費を貯めるのは難しいと感じています。でも、無駄な支出を減らすことができれば、収入はそのままでも教育費を捻出できる可能性がグッと高まります。

見直しのポイントはココ

家計管理でチェックしたい項目はたくさんありますが、まずは以下の点が見直しやすく効果が高いです。

・通信費:格安SIMへの乗り換えや料金プランの見直しは効果大。
・保険料: 本当にいま必要な保障だけに絞り、重複している保障・いらない保障を削れば効果大。
・固定費::光熱費プランや使っていないサブスクを見直すと、毎月の支出を減らせます。
・食費::外食を減らし、自炊中心の生活にシフトするのも有効(ストレスのない範囲で)

家計簿アプリを活用すると、お金の流れが簡単に把握できます。また、固定費の見直しは一度済ませば、その後もずっと効果が続くのでおすすめです。

家計管理は、教育費を貯めるための第一歩であり、将来お金に困らないための大きな一歩です。

家計管理だけで積立資金を捻出できるならしたい。
でも、正直苦手だし、どこから手をつければ良いかわからない…

このように思うなら、相談後の平均貯金額2万円アップの実績!家計相談サービス【マネーコーチ】で保険・投資知識豊富なFPに無料相談がオススメです。

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【体験談】私は学資に入ってない!保険に頼らず5年で400万貯められた話

「貯金したいけど、なかなかお金が貯まらない…」「強制的な貯金で、普通預金より少しでも増えれば…」と、かつての私は、教育費・老後など将来のための積立をしようとドル建て保険に入りました。

しかし、保険でコツコツ積み立てていたのに、15年経ってもほんの少ししか増えない現実に気づき、「このままじゃダメだ!」と方針転換。そこから保険以外まで資産形成の視野を広げ、5年間で400万円の貯金に成功しました!

以前は職業柄、保険での積立が安心だと思っていました。

私が入っている保険は「積立利率2.75%が生涯固定」と勧められるがまま入りました。
でも、利率が2.75%とうたわれているのに、15年でたった10%しか増えないなんて、なんだか納得がいきませんよね? (本来なら15年後に23%増えていないとおかしい計算)

「もっと効率よくお金を増やしたい!」そう強く思い、私が実践した方法はたった3つです。

  • 児童手当を全額ジュニアNISAへ(現在ジュニアNISAは廃止)
  • 親族からのお祝い金や余剰資金の一部をジュニアNISAへ、残りを普通預金に

これだけで、気づけばまとまった金額が貯まっていました。

さらに家計の見直しで固定費を削減。ムダな保険や携帯料金の見直し効果が想像以上に大きかったです。

家計を見直したことで生活満足度を大きく下げることなく、家計見直し前より貯金額アップ!結果的に、5年で400万円を貯められましたが、この方法は、誰でも簡単にできる再現性の高い方法です。

貯金が増えたら、心に余裕が生まれた。
万が一のときの教育費の保障は、収入保障保険(2,000万円以上の保障で、保険料2,000円未満)に入って備えてます。

もしあなたが「貯金がなかなかできない…」と悩んでいるなら、積立方法に固執せず、ぜひ私の体験談を参考にしてみてください。

ちなみに、家計見直しの具体的な内容(金額・どう見直したか)を、今後まとめて記事にする予定なのでお楽しみに。

 

15年以上の運用ができるなら、NISAがオススメ

積立のゴールが15年以上先に使う予定のお金なら、リスクは上がってしまいますが、NISAを通して株式メインの優良投資信託への積立投資したほうが、積立金が増える可能性が高いです。

たとえば、王道中の王道「S&P500インデックスファンド」で、毎月1.5万円を積立し、過去の平均リターン年率10.5%だった場合はこの通りです。

S&P500インデックスファンド一つで、米国の優良企業500社にまるっと投資できる

S&P500インデックスファンドとは、アメリカの代表的な株価指数「S&P500」に連動する投資信託のこと。S&P500は、米国の優良企業500社(Apple、Google、Amazonなど)の株価を反映しており、経済成長とともに長期的に上昇してきた実績があります。

【特徴】
✅ 分散効果:1つのファンドで500社に分散投資できる
✅ 長期運用向き:歴史的に右肩上がり(過去のデータでは15年以上で元本割れなし)
✅ 低コスト:アクティブファンドより手数料が安い
✅ ほったらかしOK:定期的に積み立てるだけで運用可能

初心者でも始めやすく、長期的な資産形成に向いている投資商品として有名です。

(例)1957年〜2024年末まで平均リターン「年率10.5%」で運用できた場合のイメージ
・毎月1.5万円を11年間積立:198万 → 369万(返戻率:186%)
・毎月1.5万円を14年間積立:252万 → 569万(返戻率:225%)
・毎月1.5万円を17年間積立:306万 → 842万(返戻率:275%)
・毎月1.5万円を22年間積立:396万 → 1,538万(返戻率:388%)

JAこども共済は、返戻率が良いケースで113%ほどであることを考えると、返戻率に雲泥の差が出ます。

NISAで積立投資した方が、お金が増えるなら魅力的。
でも、損するのはこわい…

ちなみに、投資の名著『ウォール街のランダムウォーカー』によると、過去70年(1950年から2020年)でS&P500で15年以上運用していたなら「どの15年を切り取っても元本割れがなかった」という客観的データがあります。

過去70年のS&P500の投資期間と平均リターン

S&P500インデックスファンドは学資保険より、ハイリスク・ハイリターンな資産形成方法なのは間違いなく、元本割れを許容できないならやめたほうがいいです。

しかし、JAこども共済に18年もの時間を費やしても、少ししか積立金が増えないことに疑問や不満を感じるなら、積立金の一部だけでもNISAで積立投資をしてみてはいかがでしょうか。

毎月100円からS&P500インデックスファンドのような、優良投資信託に投資できるので、誰でも気軽に始めやすい。積立額の調整はいつでもデメリットなくできるので、嫌ならやめるのもあり。

保険だけで教育費を貯めるより、NISAも組入れて考えた方が、確実に将来のお金の不安を解消できるのでオススメです。

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【暴露】保険営業の本音!?コソッと裏話

  • 学資保険は儲からない!売りたくないのが本音
  • 終身保険、ドル建て保険、変額保険を契約してほしい
  • 学資保険だけの契約で終わらせない

学資保険は儲からない!売りたくないのが本音

学資保険の契約をたくさんもらっても、ほとんど儲かりません。

例えば、保険料1万円の学資保険を契約した場合、保険営業に入る販売手数料は1,000円あれば良いほうです。

販売手数料の低さ、契約手続きと契約不備発生時の手間を考えると、実は「学資保険に入るなら他所で入ってくれ」と考えている営業は多い。

終身保険、ドル建て保険、変額保険を契約してほしい

保険営業からすると儲からない学資保険より、終身保険やドル建て保険、変額保険を学資保険代わりにするよう提案してくるケースは非常に多いです。

<保険料1万円だった場合の手数料イメージ>
・学資保険:販売手数料1,000円ほど
・終身保険:販売手数料2万〜4万円ほど
・ドル建て保険:販売手数料6万〜10万円ほど
・変額保険:販売手数料6万〜11万円ほど

保険会社・保険営業もボランティアではなく、契約をとることで生活費を稼いでいます。学資保険より条件がよく見えても、100%善意で勧めてきている訳ではないことを理解しておきましょう。

保険ショップや保険代理店で学資保険の相談をするなら、変額保険の提案に要注意!
≫NISA比較あり!ユニットリンクを学資保険代わりにするのはやめたほうがいい理由はこちら

学資保険だけの契約で終わらせない

保険営業からすると、学資保険だけの契約で終わらせてしまうと、商売あがったりです。

そのため、他の生命保険や医療保険、がん・三大疾病保険、自動車保険や火災保険など、ありとあらゆる他の保険まで話を広げようとしてきます。

学資保険に入るなら、余計な他の保険に入らないように注意しましょう。

 

JAこども共済の注意点

  • 【注意点①】教育費の積立はゴールを明確に!
  • 【注意点②】保障は20年〜30年あれば十分
  • 【注意点③】学資保険はインフレに弱い

【注意点①】教育費の積立はゴールを明確に!

教育費は、大学進学など、使う時期と金額が明確な大きな出費です。

JAこども共済は、不足分を補うための積立手段の一つとなりえますが、始める前に「いつまでに」「いくら」貯める必要があるのか、明確なゴール設定をすることが不可欠です。

保険商品のスペックの部分しか気にしてなかった…
なんでゴール設定が必要なの?

目標のない教育費の積立は、ゴール地点のないマラソンを走るようなもの。モチベーションを維持できず、途中で挫折してしまう可能性が高まります。

実際、私が働く現場では、勧められるがまま何となく始めた結果、途中で解約してしまうケースが少なくありません。

学資保険は、時間をかけてお金を育てるもの。途中でリタイアすることを前提とするべきではありません。だからこそ、始める前に明確な目的意識を持つことが、教育費積立成功への第一歩と言えます。

≫教育費が「いつ」「いくら」掛かるか可能性があるのか?目安を確認
≫保険以外まで視野を広げる!資産形成方法の紹介(coming soon)

【注意点②】保障は20年〜30年あれば十分

保険で教育費のために保障を持つなら、20年〜30年あれば、たとえ浪人したり大学院に行っても子供の手が離れる可能性が高いです。

新たに子供が誕生したら、その子に合わせてもう一本新たに保障を持ってあげよう。

これ以上に保険期間を長くしても、ムダな保障料を払うだけなのでやめたほうがいいです。

【注意点③】学資保険はインフレに弱い

払込期間を最低10年以上にしなければならず、その間で、JAこども共済の利回り以上の物価上昇が起きている可能性があります。

物価上昇の具体例

2024年の物価上昇の象徴『米』は、以前10キロ3,000円ほど → 今は8,000円以上払わないと買うことができないように、将来的に教育費が値上げしていく可能性は大いにある。

今以上に物価上昇しないと考えるなら、ローリターンな学資保険でも問題ないです。しかし、長い時間を費やし途中解約リスクを負ってもそこまで増えないなら、学資保険だけで教育資金を準備するのをリスクと考える人もいます。

<物価上昇への主な対応方法>
・収入増やす
・お金自体に増えてもらう
※収入が中々上がらない時代。このような背景から、少額でもNISA等で投資を始める人が増えている。

 

JAこども共済がオススメな人

  • 普通預金より、少しでも増えるならいい
  • 途中解約を絶対にしない
  • 教育資金をリスクにさらしたくない
  • JA共済の学資保険にどうしても入りたい
  • 中学・高校で積立金が使える学資保険に入りたい
  • 保険で教育資金を貯めたい
  • 個人で投資する自信がない
  • 面倒が嫌い!気軽に運用したい

このように考えるなら、JAこども共済に入るのはありです。

しかし、ムダなく少しでも有利な学資保険に入りたいなら、同等条件で他社比較することをオススメします。

あなたの希望条件・健康状態で有利な学資保険は変わる。
同等条件で最低3社以上は比較しましょう。

自身で各社学資保険を調べて比較するのは面倒なので、取扱保険会社数が多いFP相談窓口を利用すれば、一括比較することができて楽ちんです。

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やめたほうがいい人

  • 既に教育費として使える貯金がある人
  • 積立金のすべてを、いつでも自由に使える状態にしておきたい
  • 「保険料」という固定費にせず、その時の状況で調整できる「積立金」のほうが良い
  • 個人で投資を始められる人
  • 保障はいらない!資産形成目的で考えている人
  • 資産形成方法にこだわりがない人
  • 15年以上運用するなら、もっと積立金が増えて欲しい人
  • お金が必要なタイミングで、積立金を自由に引き出して使いたい人

このような人は、JAこども共済を含む「貯蓄型保険」に入るのはやめたほうがいいです。

NISAなど保険以外で積立したほうが、ムダなく合理的にお金を貯められます。

保険 → 万が一のとき、経済的困窮状態にならないために入るもの。
保険は本来、資産形成のために入るものではない。

「餅は餅屋」という言葉の通り、資産形成なら資産形成に適したものを選びましょう。

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JAこども共済に入ろうか迷っている人へ

  • 返戻率が高くて気になっているが、学資保険選びで失敗したくないから情報収集している
  • 保険営業の説明がわかりにくかった
  • 保障があってお金が増えるなんて、良い話すぎる。不信感を感じ、自分で調べようと思った

このブログを読んでいる人は、このように感じている人が多いと思います。

学資保険など、保険で教育費を貯めるメリット・デメリット、自分の考えに合っているのか理解した上で入らないと、あとで後悔する可能性が高いです。

読者の方には、そうなって欲しくありません。

  • 担当の保険営業の案内に疑問をもった
  • 保険以外の具体的な積立方法の案内、返戻率などの数字面の違いの説明を受けていない
  • 教育費の積立方法にこだわりがないが、ムダのない方がいい
  • 学資保険としてドル建て保険、変額保険などを提案されて迷っている
  • NISAやかけすて保険について案内を受けていない

このように思うなら、保険・投資知識が豊富なFP担当!マネーコーチで無料相談がオススメです。

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まとめ

JAこども共済は、学資保険の中で返戻率が高いのは事実です。

しかし、1社だけしか見ずに学資保険を決めたり、保険以外の積立方法も含めて比較してから決めないと、あとで後悔する可能性が高くなってしまうので、そのような入り方はやめたほうがいいです。

JAこども共済は「教育費の積立」として、特別優れているとは言えない。

学資保険は主に「大学・専門学校・短期大学」の進学費用を貯めるためのもので、子供が生まれたばかりだと高校卒業まで18年もの時間があります。

長い時間をかけるなら、同じお金・時間をNISAなど保険以外で積立し、保障が必要なら子供の手が離れるまでの期間(18年〜22年が目安)だけ、かけすて保険に入ったほうがムダがなく合理的です。

お金と時間は有限です。資産形成の遠回りをするのはやめましょう。

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