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【微妙】オリックス「終身保険ライズ」は学資保険より良いか徹底解説!

  • 「学資保険代わりに、終身保険で備える人がほとんど」と、オリックス生命のライズを勧められた。
  • 死亡保障もあって、返戻率も高いようだけど、何かデメリットはないのかな…
  • あとで後悔したくない!ライズは学資保険としてありなのか、客観的情報を教えて!

「今は学資保険に入る人が少ない」「貯蓄型の生命保険を活用して、学資保険の代わりにする人がほとんど」など、オリックス生命「終身保険ライズ」を教育費の積立としてオススメされるケースは多いです。

学資保険より保障が手厚く、返戻率も高い。さらに、積立金を使うタイミングを自由に選べると言われたら、誰だって魅力的に感じてしまいますよね。

実は、考え方によって学資保険のほうが良いケースが多いことを、保険販売が目的の保険営業・企業サイトは教えてくれません。

そこでこの記事では、業歴10年超FPとして2,000世帯以上の保険・教育費の資産形成などの「お金の悩み」を解決してきた筆者が、オリックス生命「終身保険ライズ」は学資保険代わりに有用なのか客観的情報を教えます。

最後まで読めば、この保険に学資保険として入る価値があるのかが分かり、あなたの大切なお金・時間をムダにせず合理的な教育費の積立をすることができるようになります。

この記事でわかること
  • 何があっても途中解約・減額をしない前提なら、ライズを学資保険代わりにするのはあり!
  • しかし、保障が薄く、返戻率が低いので「学資保険より少しマシかも」と思える程度。
  • ぶっちゃけ、ライズに入るなら学資保険でも問題ない
  • 子どもが小さいなら、かけすて保険で万が一に備え、NISAで積立したほうが総合的にみて合理的。
  • 変額保険、ドル建て保険の提案をされたら要注意!資産形成の遠回りになるので、やめたほうがいい!
  • 教育費の積立・保険の悩みは家計相談サービス【マネーコーチ】がオススメ

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目次

ライズを学資保険で勧められる理由

  • 【理由①】学資保険の販売手数料はほぼゼロ!終身保険のほうが儲かる!
  • 【理由②】万が一の保障が手厚く、積立金を使う時期を選択できる
  • 【理由③】ドル建て保険、変額保険を勧める前の布石として提案してくる

【理由①】学資保険の販売手数料はほぼゼロ!終身保険のほうが儲かる!

ライズなど、終身保険を含む「生命保険」を学資保険の代わりに勧められるのは、「学資保険を売っても儲からない」というのが主な理由です。

<保険料1万円だった場合の販売手数料の違いイメージ>
・学資保険:販売手数料1,000円ほど
・終身保険:販売手数料2万〜4万円ほど 👈こっちのほうが断然儲けが大きい!

保険営業は保険を売ることが仕事であり、給与はインセンティブ形式がほとんど!販売手数料が高い契約をとるほど、給与やインセンティブが上がり、保険営業の懐が潤う。

販売者側の都合ですが、学資保険を売っていても営業成績にならないので、学資保険以外をオススメするという背景があることを知っておきましょう。

【理由②】万が一の保障が手厚く、積立金を使う時期を選択できる

万が一のことがあったとき、学資保険よりライズのほうが保障が手厚いのでオススメしてきます。

さらに、学資保険は契約時に積立金を受け取る時期・金額が確定しますが、ライズは積立金が必要な時期に、自身のタイミングで解約して積立金を引き出せるので、「積立金の引き出し」の自由度が高いです。

<保障の違いイメージ>
・学資保険:契約者に万が一のことがあったとき以降の「保険料払込免除」
・ライズ:被保険者に万が一のことがあったとき「死亡保険金」を受とり、契約終了

<積立金の受取りかたの違いイメージ>
・学資保険:積立金を受け取る時期・金額が決められている
・ライズ:保険料払込が終わったあと、好きな時に解約して積立金を受けとる

一見、ライズのほうが学資保険より有利に見えます。しかし、保険料払込期間中に解約したら、ライズのほうが返ってくる積立金が少なくなり学資保険より大損するので注意が必要です。

払込期間中で解約すると、ライズの解約返戻金は払込保険料の6割程度しかない

【理由③】ドル建て保険、変額保険を勧める前の布石として提案してくる

保険営業の目的は「儲かる保険を売ること」です。ライズの話を聞いてもらえれば、さらに儲かる「ドル建て保険・変額保険」の話もしやすくなるので、その布石としてライズを最初に提案されるケースが多いです。

ドル建て保険・変額保険は元本保証がない投資色の強い運用商品!
自分でリスクを理解し、しっかりマネージメントできないなら入るのはやめたほうがいい!

子どもが小さいならリスクを取ることは悪いことではありませんが、もし同等のリスクを負うなら、NISAなど保険以外で同等のリスクをとったほうが、損する確率を抑えられることを知っておきましょう。

デメリット

  • 【デメリット①】保険料から保険関係費が引かれてしまう
  • 【デメリット②】途中解約・減額すると大損が確定
  • 【デメリット③】「返戻率」に騙されるな!利回りが低い
  • 【デメリット④】どんな経済状況でも、保険料を払い続けなければならない
  • 【デメリット⑤】積立金を小出しするには制限がある

【デメリット①】保険料から保険関係費が引かれてしまう

保険料から「保険関係費(手数料)」が引かれます。

保険関係費」とは契約締結に掛かる費用や、保障料、保険会社の運営に必要な費用のこと。
毎月、保険料から自動的に引かれている。

保険関係費の手数料率は、顧客に一切開示されておらず、ブラックボックスとなっています。

POINT

ライズの運用先は主に債券。個人で債券投資すれば、保険関係費なしで投資できるので、運用効率を良くできる。

【デメリット②】途中解約・減額すると大損が確定

ライズは「低解約返戻金型の終身保険」です。払込期間中に解約・減額すると、払込保険料の6〜7割程度しか返ってこず、大損が確定します。

ライズ15年払いの解約返戻金と返戻率のイメージ!大きく損することがわかる!

ライズで保険料の払込期間を長くする = 途中解約・減額で大損するリスクが大きくなる

この保険に入るなら、必ず最後まで、無理なく保険料を払い続けられる期間を設定しましょう。

【デメリット③】「返戻率」に騙されるな!利回りが低い

学資保険と比べて「返戻率106%」など、返戻率を強調されるとすごく増えると錯覚してしまいがちです。

しかし、利回り計算すると、利回りは年1%未満しかなく、これなら保険を通さず個人向け国債に投資してもほとんど変わりません。

<15年後(払込満了直後)の利回りイメージ>
・累計保険料:365万 → 解約返戻金:387万(利回り:年0.8%)

※30歳(男性)、保険料20,320円、税抜の利回りで計算

保険料を払っている間、大損するリスクを負って利回り1%未満なら、途中解約しても損するリスクがない個人向け国債を選ぶ人も多い。
≫財務省「個人向け国債の金利情報」はこちら

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【デメリット④】どんな経済状況でも、保険料を払い続けなければならない

子どもが成長するまでに、予測できない経済状況の変化が起こるかもしれません。

JAこども共済の保険料払込期間中に起こり得る主な経済状況が変わる出来事

転職、病気、離婚… 今は安定していても、将来、保険料の支払いが厳しくなる可能性はゼロではありません。しかし、ライズは保険料を柔軟に調整することが難しいです。

選択肢は解約、減額(保障額を減らす)、払済(保険料の払い込みを停止し、保障額を減らす) のいずれかしかなく、どれも大損してしまう。

どんな状況でも、自分のペースで無理なく資産形成を続けられる仕組みの方が、結果的に損をするリスクを抑えられるのではないでしょうか。

POINT

私の経験上、経済状況や考え方の変化で、損してでも学資保険を解約したいという申し出を受けたことが何度もある。

【デメリット⑤】積立金を小出しするには制限がある

減額して解約返戻金を小出しに受け取りたい場合、銀行のように制限なく自由に希望額を引き出すことができません。

<ライズの減額イメージ>
・減額:死亡保険金を10万単位で減額可能 → 減額した保障額に対する解約返戻金が受け取れる
(例)死亡保険金540万、解約返戻金380万で、死亡保険金を10万減額した場合
→ 死亡保険金:530万になり、解約返戻金:7万が受け取れる

ライズを契約する上で、死亡保険金200万以上ないと契約を存続できません。つまり、200万までなら10万単位で減額をして解約返戻金を小出しできることを理解しておきましょう。

死亡保険金を200万で契約している人は、減額ができない!解約 or 保険継続の2択のみ!

メリット

  • 【メリット①】学資保険にはない「死亡保障」がある
  • 【メリット②】三大疾病で保険料払込免除特則をつけられる
  • 【メリット③】払込満了後は好きなタイミングで積立金を引き出せる
  • 【メリット④】相続税非課税枠が使える
  • 【メリット⑤】生命保険料控除が使える

【メリット①】学資保険にはない「死亡保障」がある

ライズは学資保険にはない「死亡保障」があり、万が一のことがあったら、すぐ死亡保険金を受け取れます。

<ライズ・学資保険の保障性の違いイメージ>
・ライズの保障:死亡保障(被保険者に万が一があれば、
死亡保険金を受取り契約終了
・学資保険の保障:保険料払込免除(契約者に万が一があれば、保険料支払いが免除所定の時期に学資保険金が受け取れる

POINT

ライズは「死亡保険金」か「解約返戻金」どちらか一方を受け取ったら契約終了!両方受け取れると勘違いする人が多いので注意!

【メリット②】三大疾病で保険料払込免除特則をつけられる

保険料払込期間中に三大疾病になってしまったら、保険料の払込免除となるオプションをつけることができます。

オリックス生命「終身保険RISE」契約概要 P4より出典

<三大疾病の保険料払込免除特則をつけるデメリット>
・オプション保険料(かけすて)が掛かる → 返戻率が下がってしまう
・「三大疾病になったら」ではなく、「三大疾病で所定の状態になったら」保険料を免除できる
・保険料を払っている期間限定の保障 → 払込期間15年なら、15年以内で三大疾病になるリスクに対する保障。払込期間が短いほど、リスクが低くなり、必要性が低くなる。

三大疾病で保険料払込免除ができる安心感を追加できることに、魅力を感じる人もいますが、オプションをつけるデメリットを理解した上で、どうしても必要性が高いなら検討しましょう。

【メリット③】払込満了後は好きなタイミングで積立金を引き出せる

保険料の払込が終われば、いつでも好きなタイミングで解約・減額し、解約返戻金を受け取れます。

契約時に積立金の受取り時期・金額が確定される学資保険と違い、積立金の引き出しの自由度が高い

子どもの教育費で使わなければ、そのまま積立金を引き出すことなく寝かせておくことができるのもメリットです。

【メリット④】相続税非課税枠が使える

万が一のことがあった後の死亡保険金は、相続税非課税枠の対象です。

しかし、相続税には「基礎控除」と「配偶者控除」があります。控除額以上の相続財産がない限り、死亡給付金の相続税非課税枠を気にしなくて大丈夫です。

この制度を使えるのは学資保険も一緒!

「基礎控除」と「配偶者控除」に加えて、終身保険に入っていたら「生命保険の相続税非課税枠」が使える
※他で加入中の生命保険があれば、それらを合算して限度額までです。

【メリット⑤】生命保険料控除が使える

年間の払込保険料に応じた、生命保険料控除を受けられます。

・年8万円以上の保険料支払い → 4万円の控除
・各控除区分にそれぞれ年8万円以上の保険料支払い → 12万円の控除(4万円 × 3区分)

ライズは「新生命保険料控除」の枠です。既に加入中の保険で控除枠を限度額まで使っていたら、この保険に入っても今以上の控除は受けられません。

 

どっちが有利?ライズと比較検証

  • 【検証①】ライズ・学資保険を比較!返戻率はほとんど変わらない
  • 【検証②】ライズ・変額保険を比較!変額保険がありならNISAがオススメ
  • 【検証③】ライズ・NISA+かけすて保険を比較!ライズに入るメリットがない

【検証①】ライズ・学資保険を比較!返戻率はほとんど変わらない

ソニー生命の学資保険と同等条件で比較すると、返戻率に大きな差がありません。しかし、保障があることを考えると、学資保険ではなくライズを選ぶメリットがあることがわかります。

前提条件
  • 契約者:30歳(男性)
  • こども:0歳
  • 払込期間:15年払
  • 比較対象:ソニー生命 学資保険Ⅰ型(18歳満期、15歳払い)
スクロールできます
ライズソニー生命
学資保険I型
受取方法15年の払込満了後、
いつでも可能
中・高・大学入学時
保障死亡保険金
540万
保険料払込免除
保険料20,320円19,728円
総受取額397万384万
返戻率108.5%108.1%
※払込満了後、18年目に全解約した場合の返戻率

何があっても途中解約・減額しないなら、学資保険ではなくライズも選択肢としてあり!

学資保険・ライズどちらに入るとしても、このように同等条件で比較すれば、より良い条件の保険が見つかる可能性があります。

お金・時間をムダにしたくないなら、最低3社以上の比較してから、どの保険にするか決めましょう。

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【検証②】ライズ・変額保険を比較!変額保険がありならNISAがオススメ

アクサ生命の変額有期保険「ユニットリンク」と比較すると、ユニットリンクのほうがリスクがありますが、高いリターンと保障を期待できます。

ユニットリンクの運用レポートを見せられ「年率10%以上も狙える」と勧められるケースは多い。しかし、運用レポートはあくまで「現在までの運用実績」で、将来の運用成果が良くなるという根拠は何もない。

前提条件
  • 契約者:30歳(男性)
  • こども:0歳
  • 払込期間:15年払
  • 比較対象:アクサ生命 ユニットリンク(25年満期、25年払い)
スクロールできます
ライズユニットリンク
(年率6%の場合)
受取方法15年の払込満了後、
いつでも可能
いつでも可能※
元本保証途中解約しなければありなし
保障死亡保険金
540万
死亡保険金
742万
保険料20,320円20,000円
総受取額397万640万
返戻率108.5% ※2148.1% ※2
※:契約10年未満は解約控除あり ※2:払込満了後、18年目に全解約した場合の返戻率

もし「変額保険も検討の余地あり」と考えるなら、実はNISAで同じように投資したほうが、運用益が非課税になり、期待リターンを確実に高くできます。

変額保険でオススメされることが多い「外国株式」や「世界株式」と同等のファンドに、NISAでも投資できることを保険営業は教えてくれない

例えば、NISAで変額保険と同じ年率リターンだった場合、運用益に大きな違いが生まれます。

スクロールできます
ライズユニットリンク
(年率6%の場合)
NISA
(年率6%の場合)
受取方法15年の払込満了後、
いつでも可能
いつでも可能※いつでも可能
元本保証途中解約しなければありなしなし
保障死亡保険金
540万
死亡保険金
742万
なし
保険料20,320円20,000円20,000円
総受取額397万640万774万
返戻率108.5% ※2148.1% ※2179.1%
※:契約10年未満は解約控除あり ※2:払込満了後、18年目に全解約した場合の返戻率
変額保険にはないNISAの主なメリット
  • 保険料から保険関係費(手数料)が引かれないですみ、運用効率が高くなる
  • 途中解約・減額のペナルティーが一切ない
  • 積立金の調整(増やす・減らす・払込停止・再開・スポット購入)が、デメリットなくいつでも自由
  • 運用益全額非課税

保障がないことを除けば、NISAは変額保険より使い勝手が良く、運用面で有利な制度であることは間違いありません。

教育費の積立方法にこだわりがなく、15年以上の運用ができるなら、客観的にみてNISAのほうがオススメです。

【検証③】ライズ・NISA+かけすて保険を比較!ライズに入るメリットがない

保障がなかったNISAと、かけすて保険を組み合わせると、ライズより優れた備えができます。

スクロールできます
ライズ①かけすて保険 ※3
②NISA
(年率6%の場合)
受取方法15年の払込満了後、
いつでも可能
②いつでも可能
元本保証途中解約しなければあり②なし
保障死亡保険金
540万
①600万
保険料20,320円20,000円
(①1,044円+②18,956円)
総受取額 ※4397万703万
(②734万ー①31万)
返戻率108.5% ※2171.6%
※:契約10年未満は解約控除あり ※2:払込満了後、18年目に全解約した場合の返戻率 
※3:SBI生命「クリック定期!neo」保険期間・払込期間25年 ※4:総受取額=NISAの積立金ーかけすて保険料25年分

ライズの保障は終身ですが、あえて保障が終身である必要がありません。
なぜなら、ライズの保障を「万が一の時の教育費の保障」として考える人は多く、それなら子どもの手が離れるまでの間だけ、保障があれば十分でだからです。

実際、私もNISAを軸に普通預金と並行して教育費を積立し、かけすて保険で最低限の保障に備えることで、貯蓄型保険に入るより早く、大きくお金を貯めることに成功しています。

詳しくはこの記事内で体験談として紹介していますので、ぜひご覧ください。

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お金を使うのが15年以上先なら、NISAがオススメ!

子どもが小さく、15年以上の運用ができるなら、株式投資信託で運用したほうがリスクがあっても、貯蓄型保険以上に積立金を増やせる可能性が高いです。

たとえば、王道中の王道「S&P500インデックスファンド」で、毎月1.5万円を積立し、過去の平均リターン年率10.5%だった場合はこの通りです。

S&P500インデックスファンド一つで、米国の優良企業500社にまるっと投資できる

S&P500インデックスファンドとは、アメリカの代表的な株価指数「S&P500」に連動する投資信託のこと。S&P500は、米国の優良企業500社(Apple、Google、Amazonなど)の株価を反映しており、経済成長とともに長期的に上昇してきた実績があります。

【特徴】
✅ 分散効果:1つのファンドで500社に分散投資できる
✅ 長期運用向き:歴史的に右肩上がり(過去のデータでは15年以上で元本割れなし)
✅ 低コスト:アクティブファンドより手数料が安い
✅ ほったらかしOK:定期的に積み立てるだけで運用可能

初心者でも始めやすく、長期的な資産形成に向いている投資商品として有名です。

(例)1957年〜2024年末まで平均リターン「年率10.5%」で運用できた場合のイメージ
・毎月1.5万円を11年間積立:198万 → 369万(返戻率:186%)
・毎月1.5万円を14年間積立:252万 → 569万(返戻率:225%)
・毎月1.5万円を17年間積立:306万 → 842万(返戻率:275%)
・毎月1.5万円を22年間積立:396万 → 1,538万(返戻率:388%)

ライズの返戻率と比べると雲泥の差が出ます。

NISAで積立投資した方が、お金が増えるなら魅力的。
でも、損するのはこわい…

ちなみに、投資の名著『ウォール街のランダムウォーカー』によると、過去70年(1950年から2020年)でS&P500で15年以上運用していたなら「どの15年を切り取っても元本割れがなかった」という客観的データがあります。

過去70年のS&P500の投資期間と平均リターン

S&P500インデックスファンドは学資保険より、ハイリスク・ハイリターンな資産形成方法なのは間違いなく、元本割れを許容できないならやめたほうがいいです。

しかし、ライズに10年以上の時間を費やしても、少ししか積立金が増えないことに疑問や不満を感じるなら、積立金の一部だけでもNISAで積立投資をしてみてはいかがでしょうか。

毎月100円からS&P500インデックスファンドのような、優良投資信託に投資できるので、誰でも気軽に始めやすい。積立額の調整はいつでもデメリットなくできるので、嫌ならやめるのもあり。

保険だけで教育費を貯めるより、NISAも組入れて考えた方が、確実に将来のお金の不安を解消できるのでオススメです。

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ライズは保険の皮を被った投資信託

ライズは、れっきとした「国債で資産形成したい人向けの投資商品」であり、個人向け国債と違い早期解約リスクがあるので注意が必要です。

保険会社はあなたに代わり、保険料の一部を主に債券(日本国債)に投資しています。

払った保険料の流れイメージ
概要ライズ個人向け国債
信用リスク発行体の経営悪化・倒産により元本や利息支払いが滞る可能性ありあり
流動性リスク事件、事故、天災などの影響で取引が不可能になる可能性ありあり
早期解約リスク早期解約ペナルティーの有無ありなし

ライズに入る = 保険会社があなたの代わりに、債券に投資する

保険だから安心、リスクが低いということはありません。たとえ損してもすべて自己責任になるなら、より合理的な資産形成をしたいと誰もが思うのは必然です。

 

【体験談】NISAで積立した結果、保険より効率的にお金を貯められた!

「貯金したいけど、なかなかお金が貯まらない…」「強制的な貯金で、普通預金より少しでも増えれば…」と、投資知識のないかつての私は、教育費・老後など将来のための積立をしようとドル建て保険に入りました。

しかし、保険でコツコツ積み立てていたのに、15年経ってもほんの少ししか増えない現実に気づき、「このままじゃダメだ!」と方針転換。そこから保険以外まで資産形成の視野を広げ、5年間で400万円の貯金に成功しました!

以前は職業柄、保険での積立が安心だと思っていました。

私が入っている保険は「積立利率2.75%が生涯固定」と勧められるがまま入りました。
でも、利率が2.75%とうたわれているのに、15年でたった10%しか増えないなんて、なんだか納得がいきませんよね? (本来なら15年後に23%増えていないとおかしい計算)

「もっと効率よくお金を増やしたい!」そう強く思い、私が実践した方法はたった3つです。

  • 児童手当を全額ジュニアNISAへ(現在ジュニアNISAは廃止)
  • 親族からのお祝い金や余剰資金の一部をジュニアNISAへ、残りを普通預金に

これだけで、気づけばまとまった金額が貯まっていました。

さらに家計の見直しで固定費を削減。ムダな保険や携帯料金の見直し効果が想像以上に大きかったです。

家計を見直したことで生活満足度を大きく下げることなく、家計見直し前より貯金額アップ!結果的に、5年で400万円を貯められましたが、この方法は、誰でも簡単にできる再現性の高い方法です。

貯金が増えたら、心に余裕が生まれた。
万が一のときの教育費の保障は、収入保障保険(2,000万円以上の保障で、保険料2,000円未満)に入って備えてます。

もしあなたが「貯金がなかなかできない…」と悩んでいるなら、積立方法に固執せず、ぜひ私の体験談を参考にしてみてください。

ちなみに、家計見直しの具体的な内容(金額・どう見直したか)を、今後まとめて記事にする予定なのでお楽しみに。

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ライズの注意点

  • 【注意点①】教育費の積立はゴールを明確に!
  • 【注意点②】保障は20年〜30年あれば十分
  • 【注意点③】学資保険はインフレに弱い

【注意点①】教育費の積立はゴールを明確に!

教育費は、大学進学など、使う時期と金額が明確な大きな出費です。

ライズは、不足分を補うための積立手段の一つとなりえますが、始める前に「いつまでに」「いくら」貯める必要があるのか、明確なゴール設定をすることが不可欠です。

保険商品のスペックの部分しか気にしてなかった…
なんでゴール設定が必要なの?

目標のない教育費の積立は、ゴール地点のないマラソンを走るようなもの。モチベーションを維持できず、途中で挫折してしまう可能性が高まります。

実際、私が働く現場では、勧められるがまま何となく始めた結果、途中で解約してしまうケースが少なくありません。

ライズは、時間をかけてお金を育てるもの。途中でリタイアすることを前提とするべきではありません。だからこそ、始める前に明確な目的意識を持つことが、教育費積立成功への第一歩と言えます。

≫教育費が「いつ」「いくら」掛かるか可能性があるのか?目安を確認
≫保険以外まで視野を広げる!資産形成方法の紹介(coming soon)

【注意点②】保障は20年〜30年あれば十分

保険で教育費のために保障を持つなら、20年〜30年あれば、たとえ浪人したり大学院に行っても子供の手が離れる可能性が高いです。

新たに子供が誕生したら、その子に合わせてもう一本新たに保障を持ってあげよう。

これ以上に保険期間を長くしても、ムダな保障料を払うだけなのでやめたほうがいいです。

【注意点③】ライズはインフレに弱い

払込期間を最低10年以上にしなければならず、その間でライズの利回り以上に、物価上昇が起きている可能性があります。

物価上昇の具体例

2024年の物価上昇の象徴『米』は、以前10キロ3,000円ほど → 今は8,000円以上払わないと買うことができないように、将来的に教育費が値上げしていく可能性は大いにある。

今以上に物価上昇しないと考えるなら、ローリターンなライズでも問題ないです。しかし、長い時間を費やし途中解約リスクを負ってもそこまで増えないなら、ライズだけで教育資金を準備するのをリスクと考える人もいます。

<物価上昇への主な対応方法>
・収入増やす
・お金自体に増えてもらう
※収入が中々上がらない時代。このような背景から、少額でもNISA等で投資を始める人が増えている。

【暴露】保険営業の本音!?コソッと裏話

  • 学資保険は儲からない!売りたくないのが本音
  • 終身保険、ドル建て保険、変額保険を契約してほしい
  • 学資保険だけの契約で終わらせない

学資保険は儲からない!売りたくないのが本音

学資保険の契約をたくさんもらっても、ほとんど儲かりません。

例えば、保険料1万円の学資保険を契約した場合、保険営業に入る販売手数料は1,000円あれば良いほうです。

販売手数料の低さ、契約手続きと契約不備発生時の手間を考えると、実は「学資保険に入るなら他所で入ってくれ」と考えている営業は多い。

終身保険、ドル建て保険、変額保険を契約してほしい

保険営業からすると儲からない学資保険より、終身保険やドル建て保険、変額保険を学資保険代わりにするよう提案してくるケースは非常に多いです。

<保険料1万円だった場合の販売手数料イメージ>
・学資保険:販売手数料1,000円ほど
・終身保険:販売手数料2万〜4万円ほど
・ドル建て保険:販売手数料6万〜10万円ほど
・変額保険:販売手数料6万〜11万円ほど

保険会社・保険営業もボランティアではなく、契約をとることで生活費を稼いでいます。学資保険より条件がよく見えても、100%善意で勧めてきている訳ではないことを理解しておきましょう。

保険ショップや保険代理店で学資保険の相談をするなら、変額保険の提案に要注意!
≫NISA比較あり!ユニットリンクを学資保険代わりにするのはやめたほうがいい理由はこちら

学資保険だけの契約で終わらせない

保険営業からすると、学資保険だけの契約で終わらせてしまうと、商売あがったりです。

そのため、他の生命保険や医療保険、がん・三大疾病保険、自動車保険や火災保険など、ありとあらゆる他の保険まで話を広げようとしてきます。

学資保険に入るなら、余計な他の保険に入らないように注意しましょう。

 

ライズがオススメな人

  • 普通預金より、少しでも増えるならいい
  • 途中解約を絶対にしない
  • 教育資金をリスクにさらしたくない
  • 中学・高校で積立金が使えるような貯蓄型保険に入りたい
  • 保険で教育資金を貯めたい
  • 個人で投資する自信がない
  • 面倒が嫌い!気軽に運用したい

このように考えるなら、オリックス生命のライズに入るのはありです。

しかし、ムダなく少しでも好条件な終身保険に入りたいなら、同等条件で他社比較することをオススメします。

あなたの希望条件・健康状態で有利な保険は変わる。
同等条件で最低3社以上は比較しましょう。

自身で各社の終身保険を調べて比較するのは面倒なので、取扱保険会社数が多いFP相談窓口を利用すれば、一括比較することができて楽ちんです。

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やめたほうがいい人

  • 既に教育費として使える貯金がある人
  • 積立金のすべてを、いつでも自由に使える状態にしておきたい
  • 「保険料」という固定費にせず、その時の状況で調整できる「積立金」のほうが良い
  • 個人で投資を始められる人
  • 保障はいらない!資産形成目的で考えている人
  • 資産形成方法にこだわりがない人
  • 15年以上運用するなら、もっと積立金が増えて欲しい人
  • お金が必要なタイミングで、積立金を自由に引き出して使いたい人

このような人は、ライズを含む「貯蓄型保険」に入るのはやめたほうがいいです。

NISAなど保険以外で積立したほうが、ムダなく合理的にお金を貯められます。

保険 → 万が一のとき、経済的困窮状態にならないために入るもの。
保険は本来、資産形成のために入るものではない。

「餅は餅屋」という言葉の通り、資産形成なら資産形成に適したものを選びましょう。

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ライズに入ろうか迷っている人へ

  • 返戻率が高くて気になっているが、学資保険選びで失敗したくないから情報収集している
  • 保険営業の説明がわかりにくかった
  • 保障があってお金が増えるなんて、良い話すぎる。不信感を感じ、自分で調べようと思った

このブログを読んでいる人は、このように感じている人が多いと思います。

保険で教育費を貯めるメリット・デメリット、自分の考えに合っているのか理解した上で入らないと、あとで後悔する可能性が高いです。

読者の方には、そうなって欲しくありません。

  • 担当の保険営業の案内に疑問をもった
  • 保険以外の具体的な積立方法の案内、返戻率などの数字面の違いの説明を受けていない
  • 教育費の積立方法にこだわりがないが、ムダのない方がいい
  • 学資保険としてドル建て保険、変額保険などを提案されて迷っている
  • NISAやかけすて保険について案内を受けていない

このように思うなら、保険・投資知識が豊富なFP担当!マネーコーチで無料相談がオススメです。

マネーコーチは厳しい審査基準をクリアした、保険・保険以外の金融商品も詳しい知識豊富なFPにスマホやタブレットで全国どこでもオンライン相談ができます。

特定の金融機関に属さない、保険やNISAを含めたあらゆる金融商品に精通したFPが担当してくれるので、最適な資産形成はなにか、学資保険・NISAなど保険以外の金融商品と詳しく比較しながら、あなたに最適な教育費の積立方法が見つかります。

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まとめ

何があっても途中解約・減額をしない前提なら、学資保険代わりとしてライズに入るのはありです。

しかし、途中解約リスクが大きい割に保障が薄く、利回りが低いことを考えると、客観的にみてライズにこだわる必要はなく、視野を狭めてしまうのは勿体無いです。

ライズは「教育費の積立」として、特別優れているとは言えない。

学資保険は主に「大学・専門学校・短期大学」の進学費用を貯めるためのもので、子供が生まれたばかりだと高校卒業まで18年もの時間があります。

長い時間をかけるなら、同じお金・時間をNISAなど保険以外で積立し、保障が必要なら子供の手が離れるまでの期間(18年〜22年が目安)だけ、かけすて保険に入ったほうがムダがなく合理的です。

お金と時間は有限です。資産形成の遠回りをするのはやめましょう。

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